「行動」
楽観主義に学ぶ


 Yさんは1ヵ月間まじめにダイエットをしてきました。
 ところが昨夜の土曜日、仕事仲間に誘われて居酒屋へ行ったYさんは、友達が頼んだ鶏の唐揚げとピザを少し食べてビールも一杯飲んでしまった。
 そしてせっかくのダイエットを台無しにしてしまったと後悔します。

 翌朝の日曜日、Yさんは自分に向かってこう言います。
 「あ〜あ、これで今までの苦労が水の泡。意志が弱いのよね、私って。みんな笑ってたけど、どこか軽蔑した目つきだった。え〜い、これで1ヵ月間のダイエットが台無しになっちゃったんだから、今日は我慢してきたケーキやカツ丼をお腹一杯食べちゃおう!」

 そう決めたYさんはお昼から夜にかけて好きなものを食べつづけ、昨夜まで守ってきたダイエットが無残にも崩れ始めてしまう。

 ところで、Yさんが鶏の唐揚げとピザを食べて、ビールを飲んでしまったことと、その翌日に大食いしたことには関連がないのです。
 この話しのポイントは、彼女が食べて飲んでしまった後に、自分にどう説明したかにあるのです。
 「私は意志が弱い、ダイエットを台無しにした」と悲観的だった。
 でも、その前までは自分に厳しく強い意志を持ってダイエットを続けてきたのは事実です。

 もしYさんが昨夜、「わ〜あ、美味しかった。1ヶ月間頑張ってきたんだから、今日は自分に対してのご褒美よ。みんな笑ってたけど、私がスリムになってきて羨ましいという目つきだったわ。男友達の私を見る目も違ってきたし、よ〜し、明日からまたダイエット頑張るぞ!」と楽観的に自分に説明していたらどうでしょう。

 このように、自分にどう説明するかによって、その後の行動に大きな差が出てくることになるのです。
 何か起きたとき、あなたはどちらを選びますか。
 自分の一番好きなこと、最も得意なことで、本当に大切だと思うこと。
 つまり、『真の興味』を発見することは、あなたが楽観的な見方や考え方になれることでもあるのです。


TOPへ
楽観主義に学ぶ
大切なバランス感覚
才能は自己資源
転機の対処法




平田一二(ひらたつまびらか)

東京生まれ。赤坂小・赤坂中・東海大付属高輪台高卒業、スペインのマラガ国際大学へ留学。' 76年、帰国後に相談室開設。自分の能力や可能性をのばしたいと考える女性のために、≪キャリア留学≫という新しいスタイルを確立して、 先鞭をつけたキャリアコンサルタント。
平成25年10月より下田循環器・腎臓クリニックの相談役に就任する。

>>


(著作)キャリア留学のすすめ

(著作)成田発OL便


(著作)プロフェッショナル留学 (著作)ス-パーキャリア留学


(著作)海外とっておきカルチャー教室ガイド (著作)海外専門学校研修・留学ガイド




(著作)海外おケイコ (著作)あなたの適職が見つかる本




(著作)アメリカ旅行フリータイムプラン (著作)アメリカ大学院留学



(著作)自分を生かす職の見つけ方 (著作)就職ノート


 
(著作)自分を生かす職の見つけ方 必ず!やりたい仕事は見えてくる!
 

 
キャリア教育と授業プログラム