「才能」
才能は自己資源


 ほとんどの人が中学校に始まり、高校か大学まで、学力や能力をはかるためのテストを受けてきました。
 そして、競争率の高い大学を目指すために、それらのテストが重要だと考えている親たちは、受験テクニックを学ばせようと子供を塾通いさせています。
 テストは学力のある人とそうでもなさそうな人をある程度分けることになっています。
  大学入試で高得点を取った人は、入学後でもよい成績を上げることは確かなようです。
  でも、テストの点数を本人の努力や予備校で上げることは可能だけれど、それが才能を高めることにはつながらないと言えそうです。

 なぜなら、才能とは、"自分が特別に意識しなくてもよく出来ること"だと考えるからです。
 これは普段なかなか自分自身では気づきにくいもの、とも言えますが、「字がキレイだね」とか、「お前は人をまとめる力がある」などなど………。
 自分では何でもなくやっていることが他人から見れば羨ましくなること。
 だから、「私には才能なんてないんだ!」と思っている人も、実は気づいていないだけ。
  必ず一つ、周囲の人からホメ言葉を投げ掛けられる才能は持っているのです。

 こういった他人の評価に耳を傾けてみることが、意外に的をとらえていることがあるのです。
 他人からの評価(=自己資源)を自分の力でどのくらい磨き上げることができるか、それであなたの才能の開花度が決まるのです。
 世界中をアッといわせる野球選手や歌手の人たちはたくさんいます。
 みんな好きで得意なことに熱中してきた結果なのです。
 初めから天才的な能力を備えて生まれてくる人はいません。

 特別意識しなくてもよくできることを磨き上げることが、あなたの才能を高めることになるのです。
 さて、あなたのよくできることとは何ですか。
 それはあなたの一番好きなこと、最も得意なことで、本当に大切だと思うこと。
 つまり、『真の興味』の中に潜在しているのです。


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平田一二(ひらたつまびらか)

東京生まれ。赤坂小・赤坂中・東海大付属高輪台高卒業、スペインのマラガ国際大学へ留学。' 76年、帰国後に相談室開設。自分の能力や可能性をのばしたいと考える女性のために、≪キャリア留学≫という新しいスタイルを確立して、 先鞭をつけたキャリアコンサルタント。
平成25年10月より下田循環器・腎臓クリニックの相談役に就任する。

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