「発見」 電車で足を踏まれたり、人ごみで肩がぶつかると、相手に文句を言いたくなります。そのときに、"なぜそうなったのか"という起因を考えてみます。電車が揺れていたから、好きな人を思い浮かべていたことに気づくかもしれません。その結果、足にケガはなかったこと、ケンカにならなくてすんだことに満足するでしょう。身に降りかかるトラブルには、必ず起因が潜在します。それを諦めずに掘り下げて考えていけば、今までとは異なるいい成果が自分の中に生まれます。 Fさんは地方在住の27歳。 4年制大学を卒業し、システム開発メーカーに就職して5年目になります。 大学では、幅広く福祉、法律、経営、芸術などを網羅した学部にいたため、何を専攻していたかと言われると答に困るそうです。 現在のFさんの業務内容は、1年目は、ソフトのプログラミングでした。 Fさんは、好きなことに没頭したい気持ちが強く、その結果が人々に影響を与えることを望んでいます。 学生当時は仕方ありませんでしたが、どうしようもなく不満な状況にたえかねて、Fさんは新しい道を見つけました。 |
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平田一二(ひらたつまびらか) |
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