「挑戦」
人の言葉が気になる


 たとえば、国家資格の取得を決意して会社をやめたというと、周囲の人からは、「どうして今さら……」とか、「会社の仕事がただイヤになったのでは」、「いい年して、無職になって受験勉強なんてみっともない」、「本当に試験に合格できるのか」などといった言葉や視線が投げつけられます。

 最初は、会社をやめて受験勉強という新しい生活に入るため、気持ちが心機一転するし、勉強する内容も知らないことを学ぶという面白さがあって、周囲の言葉など耳に入ってきません。
 たとえ耳に入っても、「だからどうしたの?自分は自分です」と、開き直れるものです。
  新しいことに挑戦するということは、それだけ人を意気揚々とさせるものです。

 でも、だんだん受験勉強の生活に中だるみが生じてくる頃に、今までは吹き飛ばしてきた周囲の言葉が胸に突き刺さります。
 人はずっと強くいられるわけではありません。
 どんなに高い目的意識を持って努力していても、ふと弱気になる時があります。
 それはしかたのないことです。

 だから、周囲の言葉が気になる時期があることをしっかりと覚悟しておくのです。
 また、それを乗り越えるには、確固たる信念とそれを理解してくれる人を身近に持つことです。
 自分の目標をしっかりと見定めて独力で道を開こうとする人には、必ず、それを理解してくれる人が現れます。
 その人の存在が、やる気を奮い立たせてくれるし、周囲の言葉をかき消してくれるのです。


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平田一二(ひらたつまびらか)

東京生まれ。赤坂小・赤坂中・東海大付属高輪台高卒業、スペインのマラガ国際大学へ留学。' 76年、帰国後に相談室開設。自分の能力や可能性をのばしたいと考える女性のために、≪キャリア留学≫という新しいスタイルを確立して、 先鞭をつけたキャリアコンサルタント。
平成25年10月より下田循環器・腎臓クリニックの相談役に就任する。

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