「生き方」
親にたよる


 興味を惹かれること、自分に向いていることをして、お金が稼げるようになるには時間がかかります。
 当然、生活を保ち続けるには親と同居するか、一人暮らしなら親の仕送りにたよったり、お風呂のない家賃の安いアパートで生活しなければなりません。
 もしこれから、あなたが自分のやりたいことをしようとするなら、できればご両親に協力してもらうことが賢明です。

 なぜなら、本を買ったり、学校に通ったりと、やりたいことを実現させるためには、時間だけでなくお金も必要になるからです。
 生活費に追われていては、自分の目標に向かって安心して気持ちを打ち込むことができません。
 ある程度、精神的にも経済的にも安定した環境を整えることが大切です。
 そのために、なかなか自立できない状況が続くことを覚悟することが必要です。

 あなたのメリットで紹介したHさんも、自分のお店を開くためにお金が必要になったとき、一人暮らしはせずにずっとご両親と同居する方法を選びました。
 もちろん、早く自立したいとは考えていたようですが、それよりも、実現させたい夢のためには、多少の犠牲や不便と居心地の悪さも我慢しようと心に決めたのです。

 人間は、生まれた瞬間から誰かに助けられて生きてきています。
 親、兄弟、親戚、ご近所の人たち、友人、先生……。
 どんなに成功している人でも同じです。
 それは誰もが一度は経験する道なのです。
 だからしばらくの間、あなたも許されるのならご両親に生活の維持を頼む勇気を持ってください。
 あなたが目標に向かって生きいきと頑張っている姿を見れば、ご両親も納得するはずです。


TOPへ
親にたよる
人の言葉が気になる
便利が足を引っぱる
社会保障がない




平田一二(ひらたつまびらか)

東京生まれ。赤坂小・赤坂中・東海大付属高輪台高卒業、スペインのマラガ国際大学へ留学。' 76年、帰国後に相談室開設。自分の能力や可能性をのばしたいと考える女性のために、≪キャリア留学≫という新しいスタイルを確立して、 先鞭をつけたキャリアコンサルタント。
平成25年10月より下田循環器・腎臓クリニックの相談役に就任する。

>>


(著作)キャリア留学のすすめ

(著作)成田発OL便


(著作)プロフェッショナル留学 (著作)ス-パーキャリア留学


(著作)海外とっておきカルチャー教室ガイド (著作)海外専門学校研修・留学ガイド




(著作)海外おケイコ (著作)あなたの適職が見つかる本




(著作)アメリカ旅行フリータイムプラン (著作)アメリカ大学院留学



(著作)自分を生かす職の見つけ方 (著作)就職ノート


 
(著作)自分を生かす職の見つけ方 必ず!やりたい仕事は見えてくる!
 

 
キャリア教育と授業プログラム