「自立」 今のあなたの日常生活には、さまざまな"便利"がそこら中に並んでいます。 これからも、文明の進歩がもたらす"便利"を快適と感じていけば、人の意見や情報に知らず知らずのうちに振り回されて、自分で考えて自分で判断して自分で決めるという、私たちが本来身につけている力を加速度的に弱めていくでしょう。 この瞬間も、社会はますます早いスピードで変化しています。 けれど、それこそが、今まで便利で優れた道具や器機に甘んじてきてしまったことによる、依存心の増大の表われであり、日常生活においての逆境(=苦労する体験)の不足に対する代償といえるのです。 |
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平田一二(ひらたつまびらか) |
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