真の興味がある場所 この 『真の興味』 は、誰にでも簡単に見つけだすことができます。 なぜなら、あなたが今日までの日々の生活から得てきた“印象”と“知識”と“経験”の領域の中心に、それは潜在するからです。 ただ、あなたはそれに気づいていないか、これだという確かな実感がないため、迷ってしまっているだけです。 印象 〈IMPRESSION ZONE〉 とは、ハッキリした根拠がなくても自分にとっては大切だと感じられることです。 それが何かを始める時の原動力になるものです。 知識 〈KNOWLEDGE ZONE〉 とは、これまでに、見て、聞いて、学んできたことです。 本を読んだり、人から聞いたり、学校で習ったりしたことで、自分のものとして覚えていることです。 経験 〈EXPERIENCE ZONE〉 とは、自分からその環境に飛び込み、実際に見たり、触ったり、体を動かして、これならできると実感していることです。 そして、この3つが重なり合う領域を、それぞれの頭文字を組み合わせて、アイクゾーン〈IKE ZONE〉と呼びます。 あなたの 『真の興味』 は、このアイクゾーンの中に潜在しています。 たとえば、あなたに海外についてのアイクゾーンがなければ、行ったことも見たこともないニューヨークの町で、自分の働いている姿を想像してみることはできないでしょう。 ところが、一度でも滞在したことのある人は、その町についてのアイクゾーンを持っているので、ニューヨークで楽しく働いている自分の姿を簡単にイメージできるのです。 この他にも、映画やテレビで見たことや、雑誌の写真や特集記事を読んで知ったこと、友達と遊んだり、勉強したり、ボランティアや一人暮らしの体験から得られたものなど、あなたが過ごしてきたさまざまな日常生活を通して、今までに数え切れないほどの、まったく違ったアイクゾーンを自分の中に蓄積してきているのです。 つまり、今日までのあなたの人生は、あなた独自のいろいろなアイクゾーンの積み重ねから成り立っているのです。 そして、そのアイクゾーンの中に、あなたの 『真の興味』 は潜在します。